弁理士試験概要

弁理士は、国家資格の一つであり、1年に1回(将来は複数回になる可能性があります)行われる弁理士試験に合格し、日本弁理士会に弁理士登録をしますと、弁理士となることができます。弁理士試験は、(1)短答式試験と、(2)論文式試験と、(3)口述試験の3つに分けて行われます。この3つの試験にすべて合格しなければ、弁理士試験の合格証書を手に入れることができません。

(1)短答式試験は、5月下旬に行われます。

60問の問題を3時間30分で解答します。正解を1つ選択してマークするマークシート方式の試験です。

(2)論文式試験のうち、必須科目の試験は、7月上旬に行われます。

選択科目の試験は、7月下旬〜8月上旬に行われます。論文式試験は、問題に対して解答を文章で作成する試験です。

(3)口述試験は、10月中旬に行われます。

必須科目に関する質問を口頭で受け口頭で解答する試験です。

平成20年度弁理士試験制度の改正

平成20年度弁理士試験から下記の点が改正になりました。
(1)短答式試験合格者は、短答式試験の合格発表の日から2年間短答式試験のすべての科目が免除されます。平成24年度の短答式試験に合格しますと、平成25年度及び平成26年度の短答式試験が免除されます。この期間内に最終合格できなかったときは平成27年度は短答式試験を受験することが必要となります。

(2)論文式試験(必須科目)合格者は、論文式試験の合格発表の日から2年間論文式試験(必須科目)が免除されます。平成24年度の論文式試験(必須科目)に合格しますと、平成25年度及び平成26年度の論文式試験(必須科目)が免除されます。この期間内に最終合格できなかったときは、平成27年度からは論文式試験(必須科目)を受験することが必要となります。 科目単位の免除ではありません。必須3科目の全体で合否を判定します。

(3)論文式試験(選択科目)合格者は、論文式試験の合格発表の日以降永続的に論文式試験(選択科目)が免除されます。


★論文式試験の合格基準
必須科目の合格基準を満たし、かつ、選択科目の合格基準を満たすこと。

★科目の合格基準(※平成23年度から)
各受験者の得点は、当該受験者の素点(点数)が、その採点を行った試験委員の採点結果の平均点からどの程度離れた位置にあるかを示す数値(偏差値)により算出して、これを当該受験者の得点とします。


【例】A委員が採点したB受験者の答案を次のような計算により調整を行います。




必須科目については得点の合計が、満点に対して54%の得点を基準として工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、47%未満の得点の科目が一つもないこと。 選択科目については、科目の得点が満点の60%以上であること。
※選択科目が60点未満(例えば55点)であると、選択科目は不合格となります。